仏間の図り方 ~お仏壇設置のための各種寸法についてご説明いたします~

お仏壇を購入する際には、最初に仏壇のサイズを決めます。大きさが決まればどのようなお仏壇を買えばよいのか分かってきます。
また、お仏壇の表示幅は扉を閉じた状態の幅を示しています。しかし実際には扉を開閉しますので、お仏壇を設置する場所のサイズや形状と合わせて、扉を開いた状態の最大幅を考慮する必要があります。

仏間の測り方

お仏壇を設置する場所

お仏壇を設置する場所によって、購入するお仏壇の形状も変わります。
以下は、お仏壇の設置例です。

仏間地袋式→低台型仏壇

直置式→高台型仏壇

上置式→小型仏壇

お仏壇の表示寸法

お仏壇の寸法は左の写真のように一番長さのある箇所を測定しています。

※通常、長さはそれぞれセンチメートルやミリメートルで表示されますが、「50号」や「23号」といった「号」で表示されていることがあります。この場合、号数に寸(1寸あたり3.3cmあるいは3cm)を掛けるとcmに換算出来ます。(50号の場合はおおよそ150cm~165cm、23号の場合おおよそ69cm~75.9cmとなります。また、号数が高さを表す場合と幅を表す場合がありますのでご注意下さい)

購入する際のお仏壇の計り方

・表示幅と最大幅について

実際にはどのくらい広がるのでしょうか。通常お仏壇の扉は2枚あり、それぞれ2つ折りになっています。2つに折った扉を広げてお参りするので1/4ずつ左右に広がります。
つまり表示幅+(1/4幅)+(1/4)=表示幅×1.5が実際にお仏壇の幅となります。60cm幅のお仏壇を広げると90cmの最大幅になり、100cm幅の場所にお仏壇を設置する場合は、表示寸法65cm程度のお仏壇をお選び頂くことになります。

厳密には扉の開き具合が斜め45度程度なので1/4幅までの広がりにはなりませんが、余裕をもった空間があれば安心して設置することが出来、毎日の使用も安全になります。
扉を目一杯広げると表示幅の2倍まで広がりますが、実際にはそのように使用することはありません。あくまで使用する際の最大幅としてご説明しています。

購入する際のお仏壇の計り方

・高さと奥行の長さ

奥行

奥行の測定は仏壇の側面の一番長いところになります。お店に表示しているお仏壇の寸法はこの部分です。実際はお参りするときに扉を開くので、お仏壇の幅の1/4程度奥行きが長くなります。またお参りするときに座布団に座って拝みますの人の幅分(およそ60cm前後)が加えます。実際に使用する際の奥行きはお仏壇の奥行+仏壇の幅の1/4+人の幅(約60cm)になります。
例えば奥行き50cmのお仏壇の場合、50cm+15cm+60cm =125cmの奥行を考慮しなければなりません。

高さ

例えばお仏間に設置する場合、お仏間の内径にぴったり合わせても構いません。しかし、万が一移動する場合にはお仏壇を縦方向に斜めにしなければならない場合があります。あまりにも高さがぴったり過ぎるとお仏壇の移動が大変困難になりますので、10cm~15cm程度高さに余裕があった方が好ましいとされています。

(参考)設置場所の広さの測り方

仏壇を仏間に入れる場合には、以下のそれぞれの寸法をお計り下さい。
①間口

②高さ

③奥行き

④奥行き

⑤天井までの高さ

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